ホリエモンこと堀江貴文さんがTwitter上で「障害者は働くな。無駄」と発言し、物議を醸している。
法律上、障害者にあたる僕とって、怒りと言うよりは、
視野の狭い人だなという落胆の方が大きかった。
むしろ、自分自身が働くことで、このような偏見を一掃しようという反骨心が生まれたのは、
現在の精神状態が比較的良好だからかもしれない。
「国が障害者にお金を支給すればいい」という意見も挙がったが、
そんなに金に余裕はない。借金は日々膨らみ続けている。
だからこそ、企業は障害者が働きやすいように、環境整備に努めなければならない。
現場はそれを貧乏くじだと言う。違う、義務だ。
環境が整えば、十分に働けるチャンスはあるのだから。
ところで、障害の有無にかかわらず、社員が50人の企業であれば、仕事ができないのが1人ぐらいはいる。
そのことと、50人のうち1人、障害者を雇用することは、たいして違いがないように思える。
「クラスに1人くらいは問題児がいるよね」という気持ちで受け入れてほしい。
意外と優秀なところもある。持ち味を引き出すのも企業側の役目である。
もちろん、障害者はこれに甘んじてはいけない。
「無駄なんかじゃない!!」と気概を持って仕事に取り組んで、信頼を勝ち得てほしい。